2009年3月22日日曜日

ゾウをのみこんだウワバミの絵「黙劇 Le Petit Prince〜」千秋楽。

「君が気高い孤独なら
─ Sweet Soul Blue Beat 」
http://www.moto.co.jp/coyote/pv/index.html



本日無事、千秋楽を向かえる事が出来ました。
各公演、満席で無事終える事が出来ました。
お越し頂きました皆さま、本当にありがとうございました。

ゾウをのみこんだウワバミの絵「黙劇 Le Petit Prince〜」
3月
19日(木) 19:30 
146名
20日(金/ 祝)19:30 
162名
21日(土) 14:00 
151名
19:30 
112名  
22日(日) 14:00 
148名

合計 719名 

今回、ご来場頂けなかった皆さまも、次回公演する時は、是非お越しください。

以下、この公演に関わって頂きましたスタッフのみなさまです。
敬称略・順不同

舞台監督/伊達真悟
大道具/松下城支・西村垣彦・中西勇気

音響/林裕介

照明/追上真弓・柳亜由美・上田耕司・田中章照

受付・場内整理/川手雅子(いいむろなおきマイムカンパニー)
黒木夏海・小川敦子・廣瀬良二・末廣一光・近藤美佐子・上田のぞ美・古田敦子・仲聖子

映像/加藤文崇・長谷川淳

スチール/安井杏子

衣装コーディネーター/田中秀彦 (iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA)

メイク/歯朶原諭子(iroNic ediHt DESIGN ORCHESTRA)

演出アシスタント/青木はなえ・古田敦子・田中啓介

kokoplazaのスタッフのみなさま。

cast/
石川佳央
石田光羽
上野美子
小笠原尚子
岡村渉
北野剛志
木村美幸
佐藤俊作
滝川和宜
谷啓吾
田之室かおり
辻川ちかよ
辻本将哉
長尾譲二
BAB
溝端理恵子
森健二
米元賀織
鰐淵将

演出・構成・出演/いいむろなおき(いいむろなおきマイムカンパニー)


以下、オフショット。


いつの日か、kokoplazaでのスモーキングタイム。
大事なコミュニケーション。








チャーハンを取り合う、映像&スチール。










千秋楽開演直前。










楽屋風景その1










楽屋風景その2










差し入れの数々。










出番を待つ小道具その1










出番を待つ小道具その2










出番を待つ衣装たち。













開演前の受付風景。










オットセイをのみこんだウワバミの絵、構想開始。










最後のミーティング。










で、

打ち上げ風景その1










打ち上げ風景その2










打ち上げ風景その3










打ち上げ風景その4










打ち上げ風景その4
マイムmeetsフランス文学メンバーから、色紙のプレゼント。
レイは、自転車の…。








レイは、その自転車の…。










そのレイの月桂樹の冠その1










そのレイの月桂樹の冠その2











ヘビのおっさん。
また、逢いましょう!!
約束です。













下記、パンフレットに記載したtxtです。
宜しければ、ご覧ください。

ウワバミの外側を描いたこの絵…これ何に見えますか? 僕にはどう頑張ったって「ゾウをのみこんだウワバミ」にはみえません。 一部の「星の王子さま」ファンには、子供の心を忘れたオトナだと思われちゃうかもしれませんが、正直どちらかというと帽子に見えます。 多分、この絵が「ゾウをのみこんだウワバミの絵」に見えることより、取り方で「何にでもみえる可能性がある」ってあたりが、この物語全体を象徴しているような気がします。 物事は見方やその人の立ち位置、想像力で全く違って見える…この「星の王子さま」の物語自体も取り方で いろいろ違って見えると思います。 小学生でも読める本であるという側面と、大人が何度も読み返す本という側面。 受け取る側の想像力、その人の人生やバックグラウンドで変化してゆく物語。 実はマイムにもそんなところがあります。 観客の受け取り方で全然違って見えることも。 100人いれば100通りの物語ができる…それもマイムの良いところ。 ジグソーパズルの最後の1ピースを埋めるのはお客さんの想像力だと思っています。 もちろん、つくる側の僕ら20人も想像力フル回転で作品づくりに挑みました! ガラパゴス島のイグアナと、どこか遠い国の戦争はきっと同じ空でつながってるはず。 サンテグジュペリの文字の世界からふわりと離陸する僕らを最後までごゆっくりご覧ください。

いいむろなおき


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19+1+☆/2,600,000=1 19とは今回の参加者の数。1はいいむろさん。そして☆はこの事業に関わって頂いたスタッフや関係者、参 加者のご家族、知人友人など。そしてお越しいただいたお客様の数。普段は、会社にお勤めされたり、子育てに奮闘中だったり、教鞭をとっていたり、学生だったり、と様々な社会と繋がりながら火曜日と土曜日曜日はほぼお休みもせず稽古場に来て頂きました。様々な社会生活を送りながら文化芸術の現場にお越し頂くのはとても苦労が絶えなかっただろうと推測しますし、またご理解のある環境にお住いなのだろうと思うと感謝せずにはいられません。演出のいいむろなおきさんは参加者の思考・創造・妄想を多く取り入れてグループワークを繰り返し作品を創ってきました。文化芸術というものは、一過性や余暇、エンタテイメントだけではなく、地域社会に潤いや考える機会を持つ場の提供をおこない、それを共有する事だと考えますし彼ら/彼女らを見ていると多少なりとも実践できたのではないかと思っています。「19」はただの数字ではなく、計り知れないとても大きな存在/意味を持つようになりました。そんな彼ら/彼女らが稽古場で培った経験と5回の公演で体験した事が、再び社会に戻った時に役に立つ事があればとても嬉しいし、そう願っています。20名で作った飛行機はとても柔らかく22日で軟着陸してしまいますが、お越しいただいたお客様の手で紡いで再び飛び立つ機会をいただければ、もしくはお越し頂いたお客様もいっしょに参加頂いて大きく羽ばたく事が出来れば(☆の数が増えれば…)、愛着のある地域社会になるのではないでしょうか。それが真の文化行政であり、継続が意味を持つ事になると考えます。文化芸術は誰でも享受出来るもの、参加出来るものとしてトップダウンや一部の人の為のものではない事を信じてやみません。本日はお越し頂きまして誠にありがとうございました。最後までごゆっくりお楽しみください。

財団法人大阪城ホール 文化振興部アートマネージャー 餘吾康雄