2009年2月4日水曜日

ワークショップ6日目090203@kokoplaza












今日の後半も、グループワークで作品作り。


3〜4人ずつ一チーム、
王 / 自惚れ屋 / 呑み助 / 実業家(ビジネスマン) / 点燈夫 / 地理学者の、
普段の生活で接しているであろう印象から、
思考・創造・妄想を駆使して、
チームごと披露しあいながら、さらにいいむろさんがアドバイス。






普段、作・演出・出演しているいいむろさんにとって、
このような大勢での作品創りは初めての試みなのだそう。

いいむろさんは、参加者の作品 / 意見を見聞きし、
さらに、マイムとしての的確なアドバイスは、
参加者にとって、創作の枠がぐっと広がり、また
参加者が作品を軸として普段の生活を見直す機会にもなったのではないかな、
と思った一日。

ところで、星の王子様が生まれた、
1943年(生まれ)というと、今年で66歳。

身の回りでいうと、30〜40歳代の方は、
ちょうどご両親の年齢にあたるのかもしれませんし、
会社などでいうと、
重役・役員クラス、定年前後、年金生活にかかる、団塊の世代の少し前。

ちなみに、その年に生まれた有名人は、こちら↓クリック。
http://www.d4.dion.ne.jp/~warapon/data00/year/birth_1943.htm


その頃の作品や出来事として、
*市民ケーン(1941年)
*オクラホマ(1943年)
*オペラの怪人(1943年)
*カサブランカ(1943年)
*姿三四郎(1943年)
*アニーよ銃をとれ(1946年)
*南太平洋(1949年)
*ライ麦畑でつかまえて(1951年)
*アウトサイダー(1953年)

などなど。

*FM放送が始まり(1940年)
*テープレコーダーが出来(1946年)
*ジュークボックスが流行り、
*テレビ放送が始まり、(1947年)
*LPレコードが出来(1948年)

*ラスコー洞窟壁画が見つかり(1940年)
フランス西部のドルドーニュ県、ヴェゼール渓谷モンティヤック村近辺に所在するラスコー洞窟に描かれた壁画で、「ヒトはなぜ絵を描くのか」という関心を広く呼んだこの洞窟壁画は人気を呼んだそうです。

また、フランク・シナトラ(「マイウェイ」などのヒット曲)の1942年は、大スターの時代。

みなさんが普段聴いているであろう、ポップミュージックの起源も、だいたいこの辺りから誕生しています。

いわゆる、「リズム&ブルース」っていうジャンルの起源は、1940年代後半に生まれたこの言葉で、ゴスペル、ビッグバンド・スウィング、ブルースなど、黒人音楽のいくつかのジャンルが合体したそうで、その言葉が生まれた頃、米国では人種差別という大きな問題があり、それぞれの世界で生きていく中、白人は白人の音楽、黒人は黒人の音楽、という独自の世界感で「リズム&ブルース」は黒人音楽の1つ。

普段、耳にする「ロックンロール」という言葉を作ったのはあるラジオ局のDJ『アラン・フリード』。
人種差別の残るこの時代、黒人の音楽を嫌う白人の中でも黒人音楽を聴いている人たちもいて、DJアランは大好きだった黒人音楽=「リズム&ブルース」を「ロックンロール」と名づけることによってラジオで放送していきました。1940年代に黒人の間に流行した「リズム&ブルース」の白人化で、エルビスプレスリーらの歌によって50年代中頃から世界的に広まったそうです。

なんとなく、その年代を歴史をざっとなぞってみましたが、いかがでしょう?
時代背景、戦争や人種差別、その中から生まれた星の王子様も、ファンタジーだけではない、何か奥に秘められた出来事としてとらえてみるのも良いかもしれません。

第2次大戦への道(1938-1940) - フランス
http://www.youtube.com/watch?v=CtsiVrsIdOw